技も手刀も宇良
先場所から、復帰した宇良をAbemaTVで見ています。テレビ放送しない取り組みまで、見られるなんて知りませんでした。
好きなもので、知らなかったことを知っていくのは楽しい。今場所は楽に全勝して、早くあのしぐさを見たい!
勝ったあと懸賞金を受けとる時の宇良の手刀。のたり松太郎の田中くんみたいな顔でめだちませんが指も手も美しく、いっそ優美といえるほど。
仏像の優美な手のようで、場内を沸かせる勝ち方と同じくらい手刀が楽しみです。
心意気もイケメン遠藤
お次は美しい四股の遠藤。イケメン力士といわれますが、顔より清らかな取り口がいいんです!変化しないので、安心して見ていられるから。
勝負が決まったら、相手を気づかうところもすばらしい。負けた相手がむっとしていたとしても、手をさしのべずにはいられないところ。
勝っても負けても退場する時の、淡々とした表情にも注目。遠藤コールで相手力士がエキサイトして心配になるシーンも、最近見かけなくなりました。
毎場所遠藤らしい相撲を、一番でも多く見たいものです。
角界のポケモン阿炎
お次は顔がフシギダネ似の阿炎(アギャー!と言いそう)彼も美しい四股だけど、時々変化するのが残念。
長い手足いかしたつっぱりが魅力。明るいキャラクターで、相撲界をリードしてくれそうな次世代スター。
歩く時体を左右にふるので、阿炎がいるとすぐわかります。インタビュー後にピースして、親方に怒られる姿を想像してしまいました。
小さくかたまらず、大成してほしい。
角界のエグザイル石浦
小麦色のチョコレートみたいな石浦。しきり前にうしろ足で砂をけるのがめだちます。
ときどき変化するのは、しかたないのでしょうか。大きな力士に吊り上げられるのは切ないけど、小兵の意地を見せてほしい。
もっともっと濃い相撲ができそうな気迫を、感じさせてくれる力士のひとり。
くえない表情も魅力の安美錦
とにかく気になる元気な40才。両足に象みたいなサポーターしてるのに勝つ。
この一番で見納めかと毎回思わせながらも、やってくれます。つかめない表情で立ち会い前に、口をあぐあぐ。
エアそしゃくみたいで、相手力士にはプレッシャー?インタビューのほわ~としたかんじもいいけど、立ち合い前の表情もこころの強さがうかがえて好き。
雅な竜電
最後は先場所ようやく10勝5敗となった竜電。今場所はひと味ちがいますね。
やさしく気おくれしたような表情が消えて、クールな四股名にふさわしくなってきました。
勢や輝なんてもっと言われそうですね。光源治(ひかるげんじ)も親方思いきったなとしみじみ。
寺尾っぽい雰囲気で気になり、勝てないのでさらに。勝てるようになったら、風格出て人気力士になりそう。
そう思っていたのが過去になりつつあります。よかった!
勝ち負けとともに、歓声のあるなしでも勝負がある。人気商売は大変ですね。
全員負けてしまう日はなんのために見てるのか。誰か1人は勝てないと、しょんぼり。
宇良、遠藤、阿炎、石浦、安美錦、竜電。お気に入り力士、まだまだ足りません。