アニメ「どろろ」最終回は、いかがでしたか?
百鬼丸が体を取りもどし、弟の多宝丸と対決する号泣ターンかとばかり。
新エンディングテーマの見えない目で感じる世界の表現とか良すぎた分、悲劇を期待しすぎたようです。
主人公が亡くなると2度とそのマンガやアニメが見られなくなるヘタレゆえ、警戒しながら見ました。
Contents
ビター&ビター
サメを愛する片腕の少年しらぬい(第16話)や百鬼丸が心ひかれた歌声の持ち主ミオ(第6話)など容赦ないエピソードの数々。
鬼神にわが子(百鬼丸)をささげたのち、弟の多宝丸はあとつぎとして大事に育てる父、醍醐景光。
母である縫の方もすてられた百鬼丸を想いつづけていたのに、いざ対面の場では彼を絶望させるセリフを投げかけます。
百鬼丸に造りものの手足をあたえた医者の寿海。彼も修羅の道をすすむ百鬼丸には、うしなった義足もやれないと拒否します。
最終回前には、多宝丸も兄弟のように思っていた陸奥と兵庫を亡くして、鬼神の力を身に宿すことに。
当然百鬼丸との対決は、苛烈なものになると思いました。ここまでマイナス全部盛り。
ポカン度ぶっちぎり
ところが、人として生きようとする百鬼丸が、とどめを刺さなかったことに感服する多宝丸。
なぜか突然デレ期到来。え、アレだけで憎しみ消失?
「兄上」と呼びかけながら、鬼神の力で開眼した目を返還。
縫の方が多宝丸と運命をともにするのはわかりますが、寿海までいっしょなのはなぜ?
運命に導かれてでOK?
景光ワルなら、こんどは百鬼丸をあとつぎにとかないの?急に淡泊な性格になってない?
いきなり全員カタがつきました、おーしまいとなると、あのむごさは何だったのか?と置いてきぼり気分。
注文の多いエンディング
「もう会えないのかよ、あにき~!」くらいの別れがあったら、納得できたかも。
ケリをつけた後にどろろに会って、百鬼丸がどんな顔するのか何をいうか見たかった。
ぬるくするのなら、お花畑全開で百鬼丸とどろろは結ばれました。めでたしめでたしでいんじゃね?
どろろの父のお宝で新たな国づくりを。ってつかず離れずの琵琶丸だけでは、どろろ危ないって。なんなのその地獄モード。
札切りすぎて、なにも残らなかったような心もちに。
ここまで来るぞくるぞと思っていなければ、多宝丸もどろろも縫の方も景光まで救われたキレイな終わり方と満足できたはず。
第23話までキリキリ楽しめました。面白かったです。すばらしい作品をありがとう。
つづきは、あなたの心のなかでコンテニュー?