武士道精神を重んじ~相撲道に精進して参ります
平成最後の大関となった貴景勝。貴景勝のしこ名は、貴乃花親方の好きな上杉謙信のあとを継いだ景勝から。《相撲道を継承してほしい》という願いがこめられているそうです。
口上にも、相撲界を去った親方への思いが重なります。体に気をつけて、横綱めざしてほしいもの。
大型化している平成では初の170㎝台の大関。身長175㎝では関取はムリといわれたとか。貴景勝のお母さんも頭ひとつぶん小さいと聞くたび、つらかったとのこと。
貴乃花部屋がなくなった後の初優勝では、彼の精神力の強さに驚かされました。が、3月場所の貴景勝の表情は、プレッシャーに負けまいとする22歳でした。
彼も人の子と人間味かんじました。表情にも勝負の行方があらわれるので、見逃せません。
大関決まるとあつまった報道陣に「東京のイタリアンのお店に行きたい」と意外なコメント。貴景勝のトークは、北の富士も注目していましたね。
3月場所の感想
大相撲公式ページの「敢闘精神あふれる力士」には、遠藤と安美錦。遠藤はとり直しで勝って、安美錦は4敗後に5連勝と持ちなおして勝ちこし。
アンケート結果ゆえ、人気の遠藤や伸びざかりの炎鵬がえらばれるのは納得。それでも安美錦の1勝の重みは格別。負けると思われていても勝つのがカッコイイ。
竜電も、地道に上がっていきそうでなにより。婚約で、さらなる欲を出してほしいところ。
阿炎のつっぱりというより腕をのばした倒れこみ多々。錣山親方も、足をそろえず踏みこめと注意してもなかなか直らないと。
壁にぶつかっているのか、無邪気な表情はきえています。屈託のない阿炎は過去のもの?(速水もこみちも3月いっぱいの卒業で、以前と違ってうれいの影が)
無邪気なときは短いから、愛でずにはいられません。壁を超えれば、しぶとい相撲もとれるはず。
宇良の休場はさびしいものの、逸ノ城が優勝するミラクルないかと最後まで楽しめました。
火ノ丸相撲
アニメ「火ノ丸相撲」は、小さな主人公潮火ノ丸が力士になれるか、横綱になれるかというシンプルなストーリー。どこか懐かしさもある熱い勝負。
1期の主題歌Official髭男dism「FIRE GROUND」とオメでたい頭でなによりの「日出ズル場所」火ノ丸っぽくて好き。
神事や興行の色あいが強い大相撲にたいして、空間が限定されたスポーツとしてのおもしろさを描いてます。
「キャプテン翼」をサッカー選手が口にするように「SLAM DUNK」や「黒子のバスケ」もプロ選手の夢になるのか。「火ノ丸相撲」がきっかけという力士があらわれるか、気になります。
「火の丸相撲シーズン1」は、アマゾンプライム会員特典です。10連休にいかがでしょうか。