個室じゃないお店で修羅場って、ろくでもないのはどっちだ!
服屋さんでも店員さんを巻きこんでいたけど、今回は他のお客さんにも大迷惑。
自立している娘にお母ちゃんが指図するのも、ろくでもない趣味っちゃ趣味でしょう。
人を支配するのが趣味なら、特オタのなんと平和なこと。
どうしても部屋に入れず帰省しない娘と、それがなぜなのか想像しない母。
どっちの立場もわかる年令で、趣味の私としては。
部屋に入れないのが答え。わからないお母ちゃんが問題です。
第6回「ハハノキモチ」
仲村ちゃんときめく
コピー機の修理をしてくれた営業さんに、熱い視線をおくる仲村ちゃん。
同僚一同(小野田くん除いて)のおぜん立てにより、願いをかなえます。
「なんか話があるって聞いてきたんですけど」と彼。
トゥクン…
「あの、今日はじめて会ったのに、ぶしつけなこと言うんですけど」
それまで伏目がちだったのに、思いきってコートをにぎって上目づかいになる仲村ちゃん。
「聞いてもらえますか?」これは抗えない!
「なんでも言ってください」
「ほえてもらってもいいですか?」
「…ほえる?」
ドン引きとトゥクン…の谷間でゆれ動く彼。
通行人の視線にたえて、仲村ちゃんの熱いリクエストに応えるのでした。
この人は!シシレオー役の大地くんに似てる~!恥をすてて、頼んだかいあった。
あとは変身してくれたら、完ぺきなんだけど。
シシレオー(ショウ)の雄たけびに満足して走りさる彼女。
のこされて「これだけ?」とあぜんとする彼は、ちょっと気の毒でした。
任侠さんとお母さん
任侠さんの「ラブキュート」好きは、お母さんも公認。
やめさせようと思わなかったかと聞いた時の、思い出もいいかんじ。
子どもの任侠さんがお母さんに気づいて「ラブキュート」を消します。
すると「なぜ消すの?」とまたつけてくれるお母さん。
「学校ヤなの?」と聞かれると「ヤだけど」と答える任侠さん。
いっぱい言いたいことあっても、一言だけ聞くのがあったかくて。
学校に行くのがイヤでも、「ラブキュート」のおかげでがんばれたのかもと言うお母さん。
「自分の子を心配しない親はいない」というコトバに、母もそうだったのかもと思う仲村ちゃんでした。
望み叶えて
仲村ちゃんのお兄さんは望、兄妹で望みが叶うという親の願いが伝わる名前。
シングルマザーでがんばる姿を見ているから、2人ともお母ちゃんに譲歩するようになった模様。
兄ちゃんは結婚して子どももいるので、それで満足とならないお母ちゃん。
こんどは、叶をなんとかしなくちゃとなる不思議。
お母ちゃんの来襲をおそれる妹のために、作戦考えて電話予約もしてくれるいい兄ちゃん。
もうちょっとダメな兄ちゃんなら、お母ちゃんもそっちにかまけてくれるはず。
テレビきっず焼きイモ事件
小3の時、仲村ちゃんが大事にしていた「テレビきっず」を燃やして、お母ちゃんが作った焼きイモ。
焼きイモ好きだって、のどを通らなくなりそうな。
望のトラウマになったのなら、本人はどれほど傷ついたことか。
(お母ちゃんの言うことを聞かないから、こうなるのよ)と言わんばかり。
本にかかっているヒモ切る時に、お母ちゃんからの電話でとびあがったのも納得。
自分で「テレビきっず」を大人になっても買えない痛み。
任侠さんのプレゼントで、ようやく手にすることができました。
イビツな関係
兄ちゃんの作戦、機嫌よくさせて実家へGo作戦のはげむ仲村ちゃん。
「まだこんなん持ってたん?」とシシレオーのフィギュアをさしだすお母ちゃん。
むやみに否定したり逃げたりもうしない、少しでもいい方向にいけたら。
そう思う仲村ちゃんに、お母ちゃんの手が出ます。
友だちの年令、結婚してるかどうか、全部責める材料に。
それでもひとつひとつ答えようとすればするほど。
「結局叶は1人になるよ。1人であんたそんなこと続けるつもり?」
いつまでこんなことしてるの?していられるの?オタク自身がいちばん思ってます。
仲間もいつまでも同じじゃないこと。
前回のウミノジカンが、あんなに輝いていた理由。
吉田さんも彼氏にオタクをかくしている様子。
ダミアンも知らずに、子どもらしさを発揮していましたね。
「こんなもの大事にして何になるのよ!」と叫ぶお母ちゃん。シシレオーのフィギュアの腕をバキ!
燃えた「テレビきっず」の思い出がよみがえります。
修羅場バババ
「じゃかましい!」ついに反撃する仲村ちゃん。
友だち、テレビきっず、シシレオー、好きなもの大事なものを否定しつづけたお母ちゃん。
「親じゃないよ。だからカギ返して、育ててもらった恩とか大学のお金とかいくら?一生かかってでも返すから、それでもう家族じゃない。関わらんとって!」
気もち痛いほどよくわかります。
直接言ったことはないけれど、私も父に全額はらって縁を切りたいとずっと思っていたから。
仲村ちゃんは、ちゃんと伝えられました。今まで傷ついていたこと、お母ちゃんにわかったでしょうか。
いっしょの時は、いつもフェミニンな服を着ていた気もちに気づいて。
想像以上のシビアな展開に、最終回が待ちきれません!
最終回「スキナモノハスキ」