マンガの世界から抜けだした青年の韓国ドラマ「W-君と僕の世界」のイ・ジョンソクと「むやみに切なく」のぺ・スジが、予知夢でつながるラブストーリー。
脚本家パク・ヘリョンは「君の声が聞こえる」「ピノキオ」に続いてイ・ジョンソクとは、これで3度目のタッグ。
「君の声が聞こえる」ではヒロインが大丈夫かなと思わせる弁護士でしたが、今回は検事役がヒーロー。イ・ジョンソクの個性をいかした親しみやすい新人検事ジェチャンを熱演。
色白で少女マンガそのままのスタイル。スーツも検事のローブ姿もファンタスティック。階段も4段とばしで駆けあがり。
少年時代から因縁のある男がずっと悪役なので、16話ダレることなく楽しめます。
Contents
おむかいさんは運命の人
ぺ・スジは「九家の書 千年に一度の恋」「ドリームハイ」でも、はつらつとした演技。「むやみに切なく」でも悲しい恋をきれいに演じていました。
「あなたが眠っている間に」では、夢で愛する人の未来を知って行動するホンジュ役。予知夢に出てきた男性ジェチャンが、向かいに引っこしてきて、人生が変わりはじめます。
でも、ヒロイン描写に引っかかる点があります。取材の件で、なんで人間のじゃなく猫の事件を、私がやらなきゃいけないの!となる違和感。多数起こっている反応にしては冷たすぎ。
ホンジュが、やっとすなおになれたシーン。涙でメイクが落ちたからと、ジェチャンの薄い色のネクタイでマスカラふくのも抵抗あり。カワイイ甘えに見えません。
ふびん萌えチョン・へイン
物語のカギをにぎるのが、チョン・へイン演じる警察官ウタク。「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」もステキでしたが、本作は当て馬かと思いきや美味しいところをごっそり?
超絶スタイルになごみボイスのイ・ジョンソクのための物語。なのに、心に残ったのはチョン・へイン。
基本さびしげなので、むくわれるエピソードが、ひとつくらい欲しかったけれど。見るものの心のなかで終わらないウタク。
塩顔にりりしい制服、6パックの腹筋。ライジングスターのいきおい存分に発揮。ヒロインとの泣かせるエピローグは必見。