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エンタメ

QUEENが青春だったあの頃の貴女に伝えたいショウマストゴーオン

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クィーンの映画「ボヘミアン・ラプソディ」大ヒットしてますね。

NHK『SONG選 クィーン』で見ました。

毎日のように、テレビでクィーンの曲が流れるようになるなんて。

同じくNHK『ニュースウォッチ9』でも独占インタビュー放送。

ブライアン・メイとロジャー・テイラーが、フレディについて語っていました。

金髪から銀髪になったロジャーは、アンソニー・ホプキンスによく似ています。

壁ではなく橋を。なぜいま彼らの音楽が必要とされるのか、よくわかるインタビューでした。

クィーンのススメ

ジョン・ディーコンが好き

初めて武道館に来日公演を見に行ったのが、クィーン。

なかでもベースのジョン・ディーコンが好きでした。

華やかなメンバーを、一歩さがってささえている風情が印象的。

『You’re My Best Friend』は彼の作。

あたたかい人柄がよくでていると思いませんか?

ヒットした『Another One Bites the Dust』も彼の作。

小気味よく男っぽい曲風で、ジョンの音楽性のはばひろさを感じます。

フレディのボーカル

Queen – Love Of My Life (Official Video)

他の人が歌ったら陳腐になりかねない曲も、フレディのボーカルだと説得力あります。

リリカルに表現しても、声のつよさで城があらわれるような。

Queen – Good Old Fashioned Lover Boy (Official Lyric Video)

ひじょうにコトバが聞きとりやすいのもうれしい特徴。

選びぬいたコトバを口にするのを楽しんでいるようす。

彼がいいと思うものすべてを、聞く者に分けあたえてくれる。

そんなサービス精神が、彼の真骨頂。

ブライアン・メイのインタビューで、彼のコンプレックスを知りました。

1字1字はっきり見えるような発音の意味するもの。

英国に移ったのが17歳。

インドでの子ども時代が、あの美意識をはぐくんだと思うと納得。

インド映画のあざやかで煌びやかな部分、通じるものがありますね。

たがいをリスペクト

のちの『I Want To Break Free』のビデオクリップでも仲のよさうかがえます。

めだつのはフレディのヒゲとミニスカートに、ロジャーの金髪ロングヘアのかわいさ。

ハマりすぎてめだたないブライアン。

なかでも、探偵ものの主役になれそうな老婦人姿のジョンは、表情もばっちり。

フレディがイケイケなのは当然でも、他のメンバーもみんなノリノリ。

バンドにメンバー交代はつきものでも、クィーンではありえません。

互いをリスペクトしていたから、先進的でも常に安定感がありました。

「好き」もいろいろ

チケットあっても行かない?

さて、そんな大好きクィーンの来日です。

チケットとれるかどうかドキドキしながら、なんとかゲットできました。

ところが、やっとの思いでとったチケットなのに、友人2人が行けなくなりました。

もう1人と行くので、1人ぼっちにはならないものの。

あまったチケットの引きとりて探すにも一苦労。

当時はいろいろアナログゆえ、興味ある人さがすのも大変でした。

ご両親が許可しなかったのか、おこづかいが足りなかったのか。

たぶん高校生だけで上京するのを、ご両親が許さなかったのでしょう。

今ならそれもしょうがないと思えますが、当時の私はとてもがっかりしました。

2度とないかもしれない機会なのに、そんなに好きじゃなかったの?

そう考えて結論。なにがなんでも行く!ほどじゃないんだな……。

私の「好き」と他の人の「好き」はちがう。むしろ同じほうが不自然なのでしょう。

社交辞令の「好き」だった?私の暑苦しいいきおいに気圧されたのかな。

なんとか行きたい人は見つかったものの、少し苦い武道館行きとなりました。

夢じゃない夢

クィーンは思いえがいていた通りのクィーンで大満足でした。

当時はレコードとラジオと音楽雑誌ミュージックライフだけが情報源。

みかみなちのマンガは、この来日前だったか後だったか。

パンフレットも家探しすればあるはず。

どう演奏するのか、あれこれ想像する毎日。

すりきれるほど聞いた音が、目の前で展開される。

それだけで夢のようでした。

洋楽ファンも千差万別

当時のクラスには洋楽ファンも多くて、お気に入りアーティストの話でいつも盛りあがっていました。

ベイ・シティ・ローラーズ派

ベイ・シティ・ローラーズ派は、なぜかまじめな優等生が多かったです。

ボーカルのレスリーのこと話すときだけ、乙女全開。

私も曲が好きで、シングルレコード持ってました。

『バイバイベイビー』は郷ひろみもカバーしてましたね。

『2人だけのデート』もポップで最高。

『サタデーナイト』はこれで単語のつづりおぼえました。

彼女たちが予餞会で、タータンチェックマフラーふりまわしていた姿が忘れられません。

ポール・マッカートニー派

ポールマッカートニー派は行動的。

まだコンビニのコピー機もなかったので、ガリ版で同人誌つくってました。

ポールは愛妻家!そこもステキ!と力説されて、目を白黒させてたのも思い出。

『ジェット』や『あの娘におせっかい』聞きやすさも魅力です。

ついでにオリビア・ニュートンジョンの『ジョリーン』も。

『そよ風の誘惑』のイメージあったので、たたみかけるように歌うのが新鮮でした。

アバもクラッシュも教えられた

なかには月1回東京に、LPレコード買い出しに出かける子もいました。

彼女のおかげでクラッシュ、ホール&オーツ、アバを知りました。

アバのハーモニーにふれたときの驚きおぼえています。

いったい何人で歌ってるんだろう。渾然一体ってこういうこと?

どうしてこんなに美しいハーモニーが生まれるのか、いまでも不思議。

取りこし苦労でした

レッド・ツェッペリンは映画「レッド・ツェッペリン狂熱のライブ」で、その雄姿を記録されました。

金髪ふりみだしてシャウトするロバート・プラントは、ロックを体現するかっこよさ。

では、クィーンはどうだろう?とロック映画3本立ての名画座で思ったりしました。

近年アバの音楽が使われた映画『マンマ・ミーア』で、取りこし苦労とわかりましたが。

それでも、ここまでのムーブメントになるとは思いもよらず。

いいものはいい。それだけのことだったんですね。

多感だったころ、聞きこんだクィーン。

華やかで力強い音楽にひかれていました。

いまなら、その光をはぐくんだ影の部分もわかります。

フレディ自身がだれよりも光を求めたから、たどりついた表現。

伝えられない喜びや悲しみが、美しい音楽になってふりそそぎます。

彼の孤独や葛藤がなかったら、ここまで心ゆさぶられないはず。

よく知られている曲以外にも、いい曲がたくさん。

歌詞も美しいので、ぜひじっくり味わってみてください。

ブームに終わらない魅力を、あなた自身でたしかめて。

音楽を聞く猫
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