令和元年九州場所。待ちに待った宇良(序二段百六枚目)の復帰にドキドキ。取組がある日は、AbemaTVで視聴。
まっ白なサポーターが痛々しいけれど、もどってきてくれて嬉しい。俳優の松重豊もラジオ「深夜の音楽食堂」で宇良と炎鵬の取組見たいと言ってましたね。
双子力士の貴ノ富士が去って、ひとり残った貴源治も意地を見せられるか気になります。インスタでやらかした阿炎も盛りかえして、メンタル強いか無邪気なのか。
錣山親方が頭かかえてるのが目に浮かびます。若元春も阿炎の強メンタル見習わないと。
九日目。休場がふえて盛りあがりに欠けると思っていたところ、中村親方(元関脇嘉風)登場。初解説で北の富士勝昭といっしょってキツいのでは?
気ままな発言多いから、どうなるか心配していたら。予想をみごとに裏切る中村親方の解説。思わず引きこまれました。
ケガのために椅子席で解説するのも「元横綱や元大関じゃなければ座れない席ですから」と控えめながら、アナウンサーの質問に丁寧に回答。
トークの技術より、自分のコトバで伝えようとする誠実さが光ります。
世界観のある相撲
現役時代の思い出の一番に稀勢の里に負けた取組をあげるゆかしさ。力を出しきって負けた時の声援がいちばん大きかったからとのこと。
あまりに純な理由に、アナウンサーも若干とまどい気味。めっちゃイイ人?引退する時に、アドバイスに感謝している力士が多かったのにも納得。
自分だけ強くなればいいじゃなく、他の力士にも親身になっていたもよう。人が強くなっても面白い相撲をとる?本当に相撲が好きなんですね。
世界観のある相撲なんて、初めて聞きました。がぜん中村親方に興味しんしん。
北の富士もやられた相撲愛
北の富士が辛口のコメントで嫌われるといっても、いやいや逆にほめてもらえるような相撲を取ろうとはげみになったと答える中村親方。
ウマい!ウマすぎる!しかも全然よいしょに聞こえない。自分から話をふるのではなく、アナウンサーに聞かれた流れだから自然。意外に策士?
転がされて上機嫌な北の富士。(相撲好きだからこそ、オレの真意がわかるんだな)といいそうな表情。
北の富士が茶々をいれて、アナウンサーが収拾に苦心する瞬間。元横綱でダンディでクレバーとなると、誰も逆らえず。
それでもアナが気の毒で、助け舟ないのと思うこともしばしば。北の富士のトーク面白いけど、そういう瞬間なければもっといい。ノリノリで進行スムーズになるって理想的。
生まれかわっても力士になりたい
中村親方いわく「いい相撲を見るとまた相撲をやりたくなる」「できるなら、ずっと相撲をとっていたかった」「生まれかわっても、また力士になりたい」
なんか思ってたのとキャラちがう?どうにも土偶っぽいおすもうさんって印象だったのに。こう思うには訳がありました。「遠藤や照強には負けたことがない」遠藤ファンには天敵でしたね。
意外性に驚くばかり。現役にこだわりたい人と知って応援したくなりました。好きで好きでたまらないから続けたいって、葛藤ふくめて美しいと感じます。
炎鵬対策もおまかせ
取り組んでみたかった力士は炎鵬。小兵力士とは相性がいいので、炎鵬とやってみたかったとのこと。
ちょうど炎鵬の取組だったので、必勝法もぼやかしていましたが、もっと聞きたくなりました。並みの小兵力士がいやがる手では、炎鵬には通用しないはず。炎鵬封じ見てみたかった。
ちょっと待ていと「相席食堂」の千鳥のように、気になる発言続出。すぐ次の取組になってしまうので、深追いできず残念。
相撲に対する情熱が、引退後もメラメラしてるのステキ!ついこの間まで対戦していた力士たちの分析、北の富士も視点が面白い楽しかったとにっこり。
石浦の三所攻めの決まり手までも、舞の海が解説だったから気をつかったんじゃないの?とゆさぶる北の富士。解説の名コンビといわれる舞の海に対しても甘くない。
そんな大ボスを初回でおとした中村親方、次の登場を待っています。